雑貨屋のない町で雑貨屋をはじめた理由

おはようございます。アトリエCHINOCOです。今日から9月秋の始まりですね。

当店のある城端は9月の敬老の日の前の土日に"むぎや祭"というお祭りがあり、その日はとても賑わいます。
本当にどこにこんなに人がいたの?と思うほど(笑)
普段は静かで、人もあんまり歩いていない町なんです。あまりにも人が少ないので、たまにちゃんとお客さんくる?とお客様に心配されることも。
お店を始める前も、城端で店は無理。せめて砺波市かではじめないと!と言われたものです。

でもそんな声に耳をかさず、城端ではじめてみました。

城端でお店を始めた理由は大きく3つ

①土地勘がなかったから
②資金がなかったから
③城端に雑貨屋がなかったから

改めて書き出すと『なかったから』ばかりですね。

①土地勘がなかった

昨日の記事でも書きましたが店主、私は京都から引っ越してきました。お店を始めると決意し店舗を探し始めたのは城端に住んで一年もたってない頃。
城端の中だけでも知らない場所だらけなのに近隣の町なんてさっぱりです。
どのくらい遠いのか。そこはどんな場所なのか。城端よりも良いと言われる理由もわかりません。
しかも私は方向音痴の運転嫌いで、毎日通勤で車を走らせるなんて恐ろしいと感じていました。
全く知らない場所よりも、綺麗だと感じて移住した町の方が愛着もありました。

②資金がなかった

長年の夢ではなく、いきなりお店を始めたいと思ったので準備金が一切ありませんでした。お勤めをしていたわけでもないので、大学時代のアルバイトの貯金が少しある程度。
普通に考えたらまず店なんてはじめられません。
偶然にも市が空き店舗活用事業をしていると知り、城端でお店をもてば助成金が受けられると知りました。資金がなかった私にはもってこいの話!
ただの思い付きが現実味をおびた瞬間でした。

③城端に雑貨屋がなかった

お店を雑貨屋に定めた理由の一番はこれです。
私は小さな頃から洋服やアクセサリー、可愛い小物が大好きで暇さえあれば雑貨屋を覗く生活をしていました。
しかし移住した先の城端には雑貨屋がなかったのです。
これはかなりショックをうけました。
可愛い小物がみれない。つらい。そして思ったのです。
自分が雑貨屋になれば毎日可愛いものに囲まれて暮らせる!
しかも自分好みのものを揃えられます。

無いなら作ろう。昔から手を動かすのが好きで、小物作りに夢中になり、料理にはまり、パンを焼いたその感覚で店を作ろうと思い立ちました(笑)
それにきっと私と同じで雑貨屋が無くて悲しんでいる女性がたくさんいる筈。
その人たちが買い物に来てくれるかもしれない。
夢を見始めたら妄想はとまらず、本当にお店が出来て四年半がたちました。


まだまだ試行錯誤を繰り返しながら自分の妄想を形にしている途中。
少しずつ変わっていくアトリエCHINOCOをどうぞ楽しみに覗いて下さいませ(* ´ ▽ ` *)

写真は冬の晴れた日の城端
すこし小道に入れば美しい自然が広がっています

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